看護師を辞めたことは甘えじゃなかった|数年後の今、そう言い切れる理由

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看護師を辞めた自分って、甘えだったのかな…
育児をしながら、ふとそんなことを思う瞬間があります。
後悔、というのとも少し違う。
辞めたこと自体を悔やんでいるわけじゃない。
でも、なんとなく心の隅に引っかかったまま残っている感覚。
・復帰のことを考え始めたとき
・求人サイトの広告がスマホに流れてきたとき
・昔の同僚がまだ現場で頑張っているのを知ったとき
「あの選択、甘えだったのかな」という気持ちが浮かんでくる。
私はその感覚を、数年間ずっと引きずっていました。
でも、甘えじゃなかった。
今は、はっきりそう思います。
この記事ではその話をしたいと思います。
「甘えてはいけない」という空気が、職場に溶け込んでいた

振り返ると、看護師の職場には「甘えてはいけない」という空気が漂っていました。
ゆる誰かが口に出して言うわけじゃないけど、その空気は確かにそこにありました。
こういう場所に9年半いました。
だから辞めた後も、その感覚が抜けなかったんだと思います。
「限界で辞めた自分」を、どこかで「踏ん張れなかった自分」として見ていたんです。
職場を離れた後も、あの「甘えたらいけない」という空気を、無意識に自分の中に持ち続けていたみたいです。
「甘え」の基準が、そもそもおかしかった
でも今になって思うのは、あの「甘え」の基準自体がおかしかったということです。
普通に考えれば当たり前のことが、あの環境の中にいると当たり前じゃなくなっていた。
育児をして、少し距離を置いて、ようやくそのことに気づきました。
子育てをしていると、子どもが「疲れた」「もう無理」と言ったとき、「甘え」とは思わないんですよね。
それが正直な気持ちなんだから、受け止めてあげたいと思う。
なのに自分に対しては、「もう無理」という気持ちを「甘え」として押し込めていた。
あの場所の「普通」は、外から見れば普通じゃなかった。
ゆるそこで9年半やってきたこと、最終的に限界で辞めたこと、どちらも「甘え」じゃなかったと、今は思っています。
罪悪感と後悔は、別物だった

一つ気づいたことがあります。
私が感じていたのは「後悔」じゃなくて「罪悪感」だったということです。
「辞めた選択を悔やんでいるか」と聞かれると、正直に言えば悔やんでいません。
あの生活に戻りたいとは思わない。
育児の時間を持てたこと、少しずつ自分のペースで過ごせてきたこと、それは今の私にとって大切な時間でした。
でも「甘えだったのかも」という感覚だけが、ずっと残っていた。
後悔と罪悪感は、似ているようで違います。
後悔は「あの選択を変えたい」という気持ち。
罪悪感は「あの選択をした自分はダメだったのかもしれない」という気持ち。
「辞めてよかったか」という問いへの答えと、「甘えだったか」という問いへの答えは、別々にあっていいんです。
辞めてよかった、と思っている。
同時に、あの選択を「甘え」とラベルを貼り続けていた自分もいた。
その二つが混在していたから、ずっとうまく整理できなかったのかもしれません。
罪悪感は、後悔とは別のところにあるんです。
ゆるだから「辞めてよかったと思ってるのに、なんでこんなに引っかかるんだろう」という違和感の正体が、なかなかつかめませんでした。
数年後の今だから言えること
育児をしながらブランクが続いた今、当時の自分に会えたとしたら、こう言いたいです。
ゆるよく9年半も続けたね、と。
罪悪感みたいな感覚が残ったのは、それだけ真剣に向き合ってきたからだと思います。
どうでもよかったら、辞めた後にそんなこと思わない。
「次の職場どうしようかな」とあっさり切り替えられる。
辞めた後も何年も引きずるのは、それだけその場所に誠実だったから。
患者さんのことを、チームのことを、仕事のことを、ちゃんと考えていたから。
ゆるそういう人が「甘え」で辞めるわけがない、と今は思っています。
あの選択を振り返るたびに「甘えだったのかも」と思っていたけれど、それは「甘えという基準」をそのまま持ち込んで自分を見ていたからだった。
その基準自体を、手放していいんだと気づいたとき、少し楽になりました。
「甘えじゃなかった」と思えると、次の選択が変わる

この罪悪感を手放すことには、実は実用的な意味があると思っています。
「甘えだったのかも」という気持ちを引きずったまま復帰しようとすると、また同じ環境に自分を置いてしまいやすくなります。
でも「あの選択は正しかった、甘えじゃなかった」と思えるようになると、次は違う動き方ができます。
前回の経験から学んだ「これは嫌だった」という感覚は、弱さじゃなくて判断基準です。
次の復帰でそれを使っていいんです。
ゆる過去を肯定することが、次の選択を守ることにつながると思っています。
もし復帰を考え始めているなら
「求人を見てみたい」「どんな職場があるか雰囲気だけ知りたい」という段階でも、転職サイトは使えます。
まだ転職を決めていなくても大丈夫です。
育児中・ブランクあり・条件あり、という状況でも対応してくれるサイトを最初に選ぶことが、復帰後の後悔を減らす第一歩になると思っています。
「甘えじゃなかった」と少し思えてきたなら、次は「どんな働き方をしたいか」を考え始めてみてください。
その軸を持って動き始めると、復帰の選択肢がずっと広がります。
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