看護師を辞めたことは甘えじゃなかった|数年後の今、そう言い切れる理由

看護師を辞めた選択は甘えじゃなかった 罪悪感をずっと抱えていた

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看護師を辞めた自分って、甘えだったのかな…

育児をしながら、ふとそんなことを思う瞬間があります。

後悔、というのとも少し違う。
辞めたこと自体を悔やんでいるわけじゃない。

でも、なんとなく心の隅に引っかかったまま残っている感覚。

・復帰のことを考え始めたとき
・求人サイトの広告がスマホに流れてきたとき
・昔の同僚がまだ現場で頑張っているのを知ったとき

あの選択、甘えだったのかな」という気持ちが浮かんでくる。

私はその感覚を、数年間ずっと引きずっていました。

でも、甘えじゃなかった。
今は、はっきりそう思います。

この記事ではその話をしたいと思います。

目次

「甘えてはいけない」という空気が、職場に溶け込んでいた

頭を抱える看護師

振り返ると、看護師の職場には「甘えてはいけない」という空気が漂っていました。

ゆる

誰かが口に出して言うわけじゃないけど、その空気は確かにそこにありました。

休憩室でゆっくりお茶を飲んでいると、なんとなく居心地が悪くなる。
「早く戻らなきゃ」と思って、急いで飲む。

体調が悪い日に「今日しんどくて…」と申し出ると、「でも今日は人手が…」という顔をされる。
結局休めず、熱が出ても解熱剤を使って出勤する。

夜勤明けにフラフラしながら帰るとき、「今日も無事に終わった」という安堵より先に、「明日の仕事大丈夫かな」という不安の方が大きかった。

「辞めたい」と思っても、口に出せなかった。
「みんな同じくらい辛いのに、自分だけ弱音を吐くのは申し訳ない」という気持ちがあったから。

こういう場所に9年半いました。
だから辞めた後も、その感覚が抜けなかったんだと思います。

限界で辞めた自分」を、どこかで「踏ん張れなかった自分」として見ていたんです。

職場を離れた後も、あの「甘えたらいけない」という空気を、無意識に自分の中に持ち続けていたみたいです。

「甘え」の基準が、そもそもおかしかった

でも今になって思うのは、あの「甘え」の基準自体がおかしかったということです。

休憩を取ることは甘えじゃない。

体調が悪いと申し出ることは甘えじゃない。

しんどいと言うことは甘えじゃない。

限界で辞めることは、甘えじゃない。

普通に考えれば当たり前のことが、あの環境の中にいると当たり前じゃなくなっていた。
育児をして、少し距離を置いて、ようやくそのことに気づきました。

子育てをしていると、子どもが「疲れた」「もう無理」と言ったとき、「甘え」とは思わないんですよね。
それが正直な気持ちなんだから、受け止めてあげたいと思う。

なのに自分に対しては、「もう無理」という気持ちを「甘え」として押し込めていた。

あの場所の「普通」は、外から見れば普通じゃなかった。

ゆる

そこで9年半やってきたこと、最終的に限界で辞めたこと、どちらも「甘え」じゃなかったと、今は思っています。

罪悪感と後悔は、別物だった

胸に手を当てる

一つ気づいたことがあります。

私が感じていたのは「後悔」じゃなくて「罪悪感」だったということです。

「辞めた選択を悔やんでいるか」と聞かれると、正直に言えば悔やんでいません。
あの生活に戻りたいとは思わない。
育児の時間を持てたこと、少しずつ自分のペースで過ごせてきたこと、それは今の私にとって大切な時間でした。

でも「甘えだったのかも」という感覚だけが、ずっと残っていた。

後悔と罪悪感は、似ているようで違います。

後悔は「あの選択を変えたい」という気持ち。
罪悪感は「あの選択をした自分はダメだったのかもしれない」という気持ち。

「辞めてよかったか」という問いへの答えと、「甘えだったか」という問いへの答えは、別々にあっていいんです。

辞めてよかった、と思っている。
同時に、あの選択を「甘え」とラベルを貼り続けていた自分もいた。

その二つが混在していたから、ずっとうまく整理できなかったのかもしれません。

罪悪感は、後悔とは別のところにあるんです。

ゆる

だから「辞めてよかったと思ってるのに、なんでこんなに引っかかるんだろう」という違和感の正体が、なかなかつかめませんでした。

数年後の今だから言えること

育児をしながらブランクが続いた今、当時の自分に会えたとしたら、こう言いたいです。

ゆる

よく9年半も続けたね、と。

罪悪感みたいな感覚が残ったのは、それだけ真剣に向き合ってきたからだと思います。

どうでもよかったら、辞めた後にそんなこと思わない。
「次の職場どうしようかな」とあっさり切り替えられる。

辞めた後も何年も引きずるのは、それだけその場所に誠実だったから。
患者さんのことを、チームのことを、仕事のことを、ちゃんと考えていたから。

ゆる

そういう人が「甘え」で辞めるわけがない、と今は思っています。

あの選択を振り返るたびに「甘えだったのかも」と思っていたけれど、それは「甘えという基準」をそのまま持ち込んで自分を見ていたからだった。

その基準自体を、手放していいんだと気づいたとき、少し楽になりました。

「甘えじゃなかった」と思えると、次の選択が変わる

選択肢

この罪悪感を手放すことには、実は実用的な意味があると思っています。

「甘えだったのかも」という気持ちを引きずったまま復帰しようとすると、また同じ環境に自分を置いてしまいやすくなります。

「また迷惑かけちゃいけない」「しんどくても言えない」「少しくらい無理しないと」という感覚が戻ってきやすい。
かつての職場の空気を、自分の中に再現してしまう。

でも「あの選択は正しかった、甘えじゃなかった」と思えるようになると、次は違う動き方ができます。

「今度はこういう職場じゃないといけない」という軸が持てる。
「この条件は外せない」とはっきり言える。
子どもの急病で休むことを、最初から前提にして職場を選べる。

前回の経験から学んだ「これは嫌だった」という感覚は、弱さじゃなくて判断基準です。
次の復帰でそれを使っていいんです。

ゆる

過去を肯定することが、次の選択を守ることにつながると思っています。

もし復帰を考え始めているなら

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まだ転職を決めていなくても大丈夫です。

登録後に「まだ情報収集の段階です」と最初に伝えるだけで、急かされることなく自分のペースで使えます

育児中・ブランクあり・条件あり、という状況でも対応してくれるサイトを最初に選ぶことが、復帰後の後悔を減らす第一歩になると思っています。

「甘えじゃなかった」と少し思えてきたなら、次は「どんな働き方をしたいか」を考え始めてみてください。

その軸を持って動き始めると、復帰の選択肢がずっと広がります。

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ゆる

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