育休明けに看護師を辞めたい理由3つ|あなたが後悔しない選択肢


復帰が近づくにつれて、なぜか眠れなくなってきた…
こんにちは、ゆるです。
急性期病棟で9年半働き、その後妊娠・出産を機に看護師を離れた私が、今日は「育休明けに看護師を辞めたい」と感じているあなたに向けて、正直な気持ちを書いてみたいと思います。
読む前に、少しだけ聞かせてください。
- 復帰が近づくにつれて、涙が出てくる
- 育児しながらあの業務量は、もう無理だと思う
- 子供を預けてまで、あの職場に戻りたくない
- でも辞めたら後悔するかも…という不安もある
どれかひとつでも「わかる」と思ったなら、この記事はあなたのために書きました。
「辞めたい」は弱さじゃない。
でも、その気持ちを整理しないまま動くと後悔することもある。
一緒に、その気持ちをほぐしていきましょう。
育休明けに「辞めたい」と感じるのはあなただけじゃない
育休から復帰した看護師の多くが、「想像以上に大変だった」「職場に戻ることが怖かった」という声を残しています。
SNSやナース向けの掲示板を見ると、「育休明けに仕事復帰してみたけど、もう限界」「子育てと看護師の両立なんて無理だった」という投稿が絶えません。
看護師という仕事は、常に人の命と向き合う緊張感の高い仕事です。
そこに「育児」というもう一つの大きな責任が加わったとき、多くの看護師が限界を感じるのは、ごく自然なことだと思います。
あなたが「辞めたい」と感じているのには、必ず理由があります。
その理由をきちんと見つめることで、次の一歩が見えてくるはずです。
私自身の話をさせてください
私は脳神経外科・神経内科病棟で7年、循環器内科・心臓外科病棟で1年半、そしてコロナ専用病棟で1年間、合計9年半急性期病棟で働きました。
結婚による転居のタイミングで、9年半勤めた病院を離れ、その後は派遣・単発の看護師として約1年働きましたが、妊娠がわかった時点でキャリアにいったん区切りをつけました。
今は2人の子どもを育てながら専業主婦をしています。
ゆるまたいつか働かなくちゃ。でも正直怖い…
という複雑な気持ちを抱えながら、毎日考えています。
「また激務の病棟に戻る」と考えるだけで、体が重くなるような感覚。
それは弱さではなく、ただただ正直な感情なんだと思っています。
育休明けに看護師を辞めたいと感じる、本当の理由3つ

「仕事がつらい」「育児との両立が大変」という言葉の奥には、もっと深い本質が隠されています。
ここでは、その根本理由を3つに整理しました。
① 急性期の働き方が、育児と根本的に合わないから
急性期病棟には、緊急対応・夜勤・残業が当たり前についてきます。
定時は17時でも、実際に退勤できるのは19時〜20時ということは珍しくありません。
保育園のお迎えは17時まで。
夫の帰りも遅い。
でも病棟は人手不足で、「帰れない空気」がある。
たとえばこんな場面を想像してみてください。
呼吸器管理が必要な患者さんを担当している日に、保育園から「お熱が出ました」と連絡が入る。
でも今すぐ抜けられる状況じゃない。
「迎えに行けない」という罪悪感と、「患者さんを置いて帰れない」というプレッシャーが、同時にのしかかってくる。
このジレンマは、個人の努力や気合いでは絶対に解決できないものです。
「辞めたい」と感じるのは、あなたが弱いからではなく、急性期の構造そのものが育児と両立できないように設計されているからかもしれません。
② 職場が「育児中の看護師」に対応できていないから
制度としての時短勤務や夜勤免除はあっても、現場の空気は別の話です。
- 時短なのに委員会もリーダーも任されている
- 子どもの発熱で休むたびに申し訳なくて、毎回謝り続けている
- 育休明けなのに、育休前と同じように働く前提で話が進んでいる
そういった声は、本当によく聞きます。
「また休み?」「他の人に迷惑がかかる」という雰囲気が漂う職場では、たとえ制度があっても使えない。
使いにくい制度は、ないのと同じです。
これはあなたの問題ではなく、職場の体制が育児中のスタッフに追いついていないということ。
そう気づくだけで、少し楽になれる部分があると思います。
③ 「育休前の自分」と今の自分を比べてしまうから
育休前は普通にできていたことが、復帰後は急にうまくいかない。
医療現場は、たった数ヶ月でも大きく変わります。
薬剤が変わっていたり、カルテの仕様が変わっていたり、後輩のほうがテキパキ動いて見えたり。
でも、それは「できなくなった」のではなく、”使っていなかっただけ” です。
あなたは育休中、たったひとりの命を24時間守り続けてきました。
夜中の授乳、離乳食、病気の対応、メンタルケア。
それは立派な実力であり、経験です。
スキルは消えたわけではありません。
ただ少し眠っているだけで、時間をかければ必ず戻ります。
どうか育休前の自分と比べることだけはやめてあげてください。
育休明けに「辞めていい」理由|法律と制度の話
「辞めたい」という気持ちが固まってきたとき、多くの人が気になるのが、

育休明けに復帰せずに辞めてもいいのかな?
という疑問です。
結論から言うと、育休明けに辞めることは違法ではありません。
育休は「復帰義務」ではない
育休(育児休業)は「復帰を前提とした制度」ではありますが、復帰義務は法律にありません。
辞めたい場合は、就業規則で決められた「退職の申し出期限」を守るだけでOKです。
看護師の場合、多くの病院では退職の申し出は1〜2ヶ月前までが一般的です。
労働者には「退職の自由」があります。
「育休を取ったから辞めちゃダメ」というルールは、どこにも存在しません。
ただし、職場としては「復帰する前提でシフトや人員配置を決めていた」という事情があるため、突然の申し出は揉めやすいのも現実です。
知っておきたい「給付金・保育園・社会保険」の話
| 確認項目 | ポイント |
|---|---|
| 育児休業給付金 | 退職しても返金不要。すでに受け取った分はそのままでOK |
| 保育園の継続利用 | 退職すると「就労」要件が外れ、点数が下がる/退園になる自治体も。事前に自治体へ確認必須 |
| 社会保険料 | 退職する月によって扱いが変わる場合あり。会社の担当者に確認を |
退職を伝える時のシンプルな例文
退職を伝えるとき、

どう言えばいいかわからない…
という方も多いですが、シンプルでOKです。
【伝え方の例】
「家庭の事情により、育休明けの復帰が難しくなりました。
就業規則に従い、◯月末をもって退職させていただきたいです。」
理由は「家庭の事情」で十分です。
細かく説明する義務はありませんし、無理に詳細を話す必要もありません。
辞めても後悔しないための、事前チェックリスト
「辞めたい」という気持ちはあっても、「本当に辞めていいのか」と不安になることがありますよね。
以下のチェックリストで、自分の状況を一度整理してみてください。
- 就業規則で退職の申し出期限を確認した
- 保育園の継続利用について自治体に確認した
- 夫(パートナー)の収入で数ヶ月は生活できる見通しがある
- 貯金が生活費3〜6ヶ月分ほどある
- 辞めたい理由が「職場環境」なのか「看護師自体が合わない」のかを整理した
- 次の働き方の方向性(転職・パート・しばらく休む)がなんとなく見えている
全部クリアしていなくても大丈夫です。
「整理できていない項目がある」と気づくことが、後悔しない選択への第一歩になります。
育休明けに辞めたいと思ったとき、どんな選択肢があるか

「辞めるか、続けるか」の二択しかないように思いがちですが、実はもっとたくさんの選択肢があります。
選択肢① 職場と働き方を交渉する(辞めないルート)
「辞めたい」の原因が今の勤務形態にあるなら、まず上司と話し合うことも選択肢のひとつです。
- 夜勤免除の延長を申し出る
- 時短勤務の継続を交渉する
- 外来・健診センターなど負担の少ない部署への異動を相談する
同じ病院でも、部署が変わるだけで働きやすさが劇的に変わることがあります。
特に外来は夜勤なし・日勤のみで働けることが多く、育児中の選択肢として人気があります。
「辞める前に、一度交渉してみた」という経験が、後悔しないための土台になります。
選択肢② 転職して職場環境を変える
今の職場が自分に合っていないなら、思い切って転職するのも有効な選択です。
育児中でも働きやすい職場は、探せば必ず見つかります。
- クリニック(日勤のみ・残業少なめ)
- 訪問看護(時間の融通が効きやすい)
- 健診センター・産業看護師(残業ほぼなし)
- 保育園の看護師(子どもの行事に理解がある)
転職を考えるなら、看護師専門の転職サイトに相談するのがおすすめです。
「育児中でも働きやすい職場を探したい」と伝えるだけで、希望に合った求人を提案してもらえます。
無料で使えますし、在職中でも気軽に相談できます。
私自身も病院を辞めるとき、転職サイトに登録した経験があります。
転職先を急いで探すというよりも、「今の状況から抜け出せる可能性がある」ということを確認するために使いました。
それだけで、ずいぶん気持ちが楽になったのを覚えています。
▼育児中・ブランクありでの転職サイトの使い方はこちらにまとめています。

選択肢③ パート・時短に切り替える
フルタイムが難しいなら、パートや時短での勤務に切り替えることも選択肢のひとつです。
収入は下がりますが、体と心に余裕が生まれ、育児と仕事のバランスが取りやすくなります。
「週3日、日勤のみ」というスタイルは、お子さんが小さいうちの選択として多くのママナースが実践しています。
選択肢④ いったん辞めて、落ち着いてから復帰する
看護師免許は、一生ものです。
今は育児に専念して、子どもが少し大きくなってから復帰するという選択も、決して「逃げ」ではありません。
私自身、妊娠・出産を機に看護師から離れています。
ブランクがある状態でも、「またいつか戻れる」という安心感が、毎日の育児を続ける力になっています。
自分のペースで戻れる環境を整えることが、長い目で見たときの正しい選択だと思っています。
ただし、ブランクが長くなると復帰のハードルが上がるのも事実です。
「いつかは戻りたい」という気持ちがあるなら、どのくらいのブランクを想定しているかを自分なりに考えておくと、気持ちが楽になります。
今日から一歩踏み出すために|具体的なアクション

「辞めたい」という気持ちが出てきたとき、まずやってほしいことがあります。
「なぜ辞めたいのか」を紙に書き出すことで、自分の悩みの輪郭が見えてきます。
- 夜勤がきつい
- 子どもが熱のたびに罪悪感がある
- 職場の人間関係がしんどい
- 自分のスキルへの自信がなくなった
具体的な言葉に落とし込むことで、「職場を変えれば解決するもの」なのか、「今の状況全体の問題」なのかが見えてきます。
一人で抱え込まないことが、本当に大切です。
パートナー、家族、信頼できる同僚など、誰かに話すだけで、気持ちが格段に軽くなることがあります。
「弱音を吐いてはいけない」「看護師なんだからしっかりしなきゃ」という思い込みは、一度手放してみてください。
弱音を吐くことは、弱さではなく、自分を守るための大切な行動です。
転職を決意していなくても、看護師専門の転職サイトに登録して「情報を集めるだけ」という使い方ができます。
「今の職場以外にどんな選択肢があるのか」を知るだけで、「辞めたい」という閉塞感が「選べる自由がある」という感覚に変わることがあります。
担当者に「今すぐ転職したいわけじゃないけど、相談したい」と伝えることも可能です。
情報を集めることは、決断を急かすものではなく、あなたの選択肢を広げてくれるものです。
▼育児中でも使いやすい転職サイトをまとめています。まず見てみるだけでもOKです。

まとめ|あなたの「辞めたい」は正直な声

育休明けに看護師を辞めたいと思うのは、弱さではありません。
体と心が正直に「今は限界」と教えてくれているサインです。
私自身、妊娠・出産を機に看護師を離れたとき、「こんなに頑張ってきた仕事を手放していいのか」という葛藤がありました。
でも今、2人の子どもと向き合う日々の中で、「あの選択は間違っていなかった」と思えています。
辞めることも、続けることも、転職することも、休むことも、すべて正しい選択になりえます。
大切なのは、誰かの正解に合わせるのではなく、自分の体と心に正直でいることです。
もし転職や働き方の変化を考えているなら、看護師専門の転職サービスに一度相談してみることをおすすめします。
育児中でも気軽に相談できるサービスが増えていますし、まず話を聞いてもらうだけでも、次の一歩が見えてくることがあります。
あなたが自分に正直な選択をできるよう、このブログが少しでも力になれたら嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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